経営者としてのあるべき姿1 経営者の仕事

日々仕事がら多くの経営者の方と接する機会く、年間新規の相談約60社

セミナーや企業視察を含めると約150人ぐらいは新たにお会いする機会が

あるでしょうか。過去にさかのぼると銀行員時代から含め2000人以上の

経営者と企業経営について向き合ってきました。

2000人も経営者を見てくると、その中でやはり上手くいく経営者と

そうでない経営者の違いがあることがわかります。

ここでは上手くいく経営者の行動や特徴、そうでない経営者

の特徴をまとめて行こうと思います。

今回は経営者の仕事についてです。企業経営者はそれぞれに

経営の手法にもタイプがあり何が自分に合っているかは本当に

人ぞれぞれです。しかし、上手くいくためにはポイントがあり

上手くいっていない経営者にも共通した事項があります。

まず、自分の仕事の定義をどうしているか?これが上手くいく

経営者とそうでない経営者では大きく違います。

上手くいく経営者は自分の仕事を全体の状況、係数を把握して

会社を運営していく「経営」だと捉えており、

上手くいかない経営者は自分の仕事を「目の前仕事をどう行うか」

に注力しています。おのずから見ている将来は前者は3か月先半年先

更に5年先を見通し。後者は来月ぐらいまでしか見通せていません。

 

上手くいく経営者は経営者視点で物事を語り、上手くいかない経営者

は目の前の仕事の視点から語ります。

当然現場の仕事も重要なので経営者が対応することも必要ですが、それは

あくまで現場の士気を高めるため、会社の方針として必要な取引先の

対応等にしていかないといい経営はできないでしょう。

経営者は指揮官であり自ら銃剣を振りかざして敵に突進する

大将をいい指揮官とは決して言わないと思います。したがって経営者

が業務優先であくせくしている会社にいい会社はありません。

経営者の仕事とは会社をより良い方向に導くことです。