久しぶりに銀行員時代のお客さんから電話があった。
「資金繰りが大変なので相談したい」とのこと。
訪問する旨を伝えると、「忙しいだろうからこちらから事務所に行くよ」
と時間を合わせて訪問頂いた。
決算書を見てみると以前と内容は大きく違ってしまっており、資金繰りも
本当に厳しい状況。
「やめるかどうかも考えた」その言葉に企業は本当に生き物だと考えさせら
れた。私が銀行時代に担当していた当時は、仕事も順調で多額の税金を支払ってい
た。
わずか数年で廃業するかどうかの瀬戸際に追い込まれてしまった。
一通りの今後のシナリオを立てて、「前向きにやりましょう」の私の言葉に、
「前向きだから今日来たんですよ。」ありがたい一言です。
さらに決まり通りお金を取ってくれと。
さすがに決まり通りは取れなかったがその通りだと思った。
コンサルタントは、企業の血と汗の結晶の「大切なお金」
をもらって支援を行っている。深く心に戒めた。