日経ビジネス 米ブラックロック会長記事より

日経ビジネス最新刊に世界最大の投資機関であるブラックロックのラリー・フィンク

CEOの記事が掲載されています。「心のつながりが株価を上げる」と題された記事は

時代を反映した内容になっています。

『世界中の投資先企業に毎年、送っている手紙に今年は

「従業員の満足度が会社の成功を決める」というメッセージを盛り込みました』

『良い経営をしている企業は、社員が感情的なつながりをもっています』

『会社の目的、将来的に進む方向を常に示し、それが明確に伝われば魅力のある会社

になり、より優秀な人材を集めることができます』『短期的な収益だけでは企業は

存続しえない』極めて良い会社は社員が会社への帰属意識を持っている』と述べて

います。

先日の台湾企業視察でも感じたことですが、人を大切にする経営はすでに先を行って

いる経営者にとっても不変のことであり、世界共通の不変の定理でありますが、

ますますスタンダードになっていくことだと証明するような内容でした。

帰属意識が高まれば、連帯感が生まれ、チームワークが良くなります、その結果

突然のアクシデントや、急な業務に対応する組織の力が生まれてきます。多くの

企業で生産性向上を阻害するのがクレーム対応やアクシデント対応、緊急対応し

なければならない長期的視点から見た優先順位が低い業務への対応です。

これらが減るだけでも組織の生産性は向上し、各人が本来やるべきよりよい仕事

を行うことに専念できます。当然、従業員の満足度は高く、業績についても上げよう

という意識が生まれてきます。顧客対応も良いことから評判もあがり、業績も上がり

ます。当たり前の方程式ですが、なかなか受け入れられない企業が多いのが現実で

すね。いい会社にしたいと願う経営者は世界共通、普遍の方程式に早く気が付く

べきですね。皆さん、本日も激熱いきましょう♪