琉球補聴器視察

人を大切にする経営学会 沖縄支部 設立記念講演会のため11月に引き続き

沖縄に行ってまいりました。

講演会の前に 今年度の日本でいちばん大切にしたい会社大賞 受賞企業の

琉球補聴器さんに坂本先生をはじめ豪華メンバーで訪問してきました。

琉球補聴器は沖縄を中心に店舗展開している補聴器専門の販売店です。

リピート率90%、地域シェア70%と地域に根差した取り組みを行っている

優良企業です。特質すべき点は

・顧客対応・・・補聴器を聴覚レベルと合わせるフィッティングという技術

にたけております。そのため、買っても使えないということが無く、何かあると

お客さんが足を運んできます。そのたび、ずれを合わせていくことで購入後の

アフターフォローも万全です。

・朝礼・・・クレドなどの読み合わせを行うとともに皆のモチベーションや

健康状態をともにシェアいたします。沖縄教育出版さんの取組をまねて始めた

そうです。

・夢達成会議・・経常利益1000万円ごとに社員1名の夢を達成させる会議です。

毎年、家族と旅行にいきたい、長年の夢の○○をかなえたいといった夢を叶え

ています。社員の総合評価で決めるという点がすばらしいです。

今回は時に先代から事業を引き継いでからの葛藤や取り組みを森山社長からお話しい

ただきました。長年ともに歩んできた幹部社員が辞めたり、社員に慕われる先代との

ギャップに悩む日々など創造しなかった苦しい出来事もお聞きできました。早速弊社

でも取り組める事例が数多くありました。経営情報や改善状況など誰でも見れるとこ

ろに掲載してあります。

学ぶべき点

・今回印象に残った点は、「経営計画策定会議を全社員で行っているときに

社長に対する本音を聞いて驚愕し、それから社員のために制度や取り組みを

数多くはじめた。その後これまで超えられなかった売上高や利益率の伸びを

達成することができた」とのコメントでした。やはり社員のモチベーション

満足度を上げていく仕組みが何よりも重要なのだと思います。

同時に他には負けない、ないサービスを展開している点も学ばなければならない

ですね。競合はとの質問には「あまりありません」と意識していない様子。

これは他の先進事例企業でも共通している点です。自分自身が誰のために

何のためにということが大切ですね。

今回はかなり豪華なメンバーでの視察となりました。

森山社長ありがとうございました。またいつの日か訪れたい企業です。