環境適応業

よく年配の経営者の方から、以前に流行っていた飲食店や小売店の話を

お聞きします。20~30年前に流行っていたお店の話なので私も、初めて

聞くお店が多いです。

昨日、ある経営者の方が、「あんなにおいしくて予約を取るのも大変だった

お店が、今は跡形もなく無くなっている。あそこも、あそこも、かろうじて

やっているあの店も細々とやっているに過ぎないな~」とのこと。

その後、なぜかという話になっていったのですが、

老舗の事例を交えてお話させていただきました。100年以上続く

会社を調べていくとことごとく、残すものと変えるものを分けて経営を

思成っていることがわかります。

残すもの、理念、接客手法、社員教育、地域に対する取り組み

変えるもの、商品、お客さま、業種

つまり、時代に合わせて変かさせるべきところは変化させている

企業が長く続いているということになります。まさにこれって

総じて、環境適応業と言えるのだと思います。

あの虎屋の羊羹でさえも、客様の嗜好に合わせ味を常に

変かさせているのです。