時流より、時中・安民富国

12月16日の坂本光司研究室では、法政大学にて大同生命寄付講座と

タイアップのイベントとなりました。

「人が活き活き働く経営の真髄」をテーマに

法政大学 坂本光司先生

伊那食品工業 井上修社長

税理士法人報徳事務所 赤岩 茂先生

の3講師によるリレー講義でした。

 

伊那食品工業さんには毎年 とちぎ経営人財塾にてご訪問させていただいて

おりましたが井上社長のお話をお聞きするのは初めてでした。

・創業からの歴史

・社長になってからの取組

・社員との関わり方

・有名な朝の掃除の捉え方

・社員に対する思い

それぞれが新しい視点から伊那食品工業さんを知ることのできる

素晴らしい内容でした。井上社長の個性もとても親しみやすく、

会社のファンになってしまうような魅力を持たれた方です。

末長くお付き合いをさせていただければと思いました。

税理士法人報徳事務所の赤岩先生は財務的なアプローチよりもまず

経営者の考え方、在り方が何よりも重要とのお話から

・財務指標からの気づき

・経営における見えざる資産

・易経から経営をとらえる

・二宮尊徳の経営財的なとらえ方

をお話しいただきました。

すべて、目からうろこのお話しでした。

易経から時流で急拡大を追うのではなく、時中をとらえて本質で

生きる。富国安民ではなく、安民富国である。

中でも二宮尊徳は私の住まいの栃木県真岡市

に最もゆかりのある方です。小学校は皆習います。

しかし、その考え方や取り組みは今の時代に最も

必要とされている考え方であると再認識した次第です。

今後のライフワークに二宮尊徳の歴史的価値を調査、分析

してみたいと心を新たいたしました。