中小企業の事業承継における構造的な課題

読売新聞記事「後継者不足で関西の中小廃業加速、経済損失4兆円」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00050061-yom-bus_all

この記事から中小企業の事業承継問題が日本にとって待ったなしだという

状況はとてもよくわかる。関西でこれだから日本全国だとぞっとする記事です。

私は今年40歳世代ですのでこの問題を我々より若い世代の価値観で考えて

みると、まず率直にいって事業継ぎたいと思うような魅力がないと当然

継がないでしょうと言いたいですね。後継者はいないけれど決して息子、娘

がいないわけではない。中小企業の経営者は大変だから、大学に行って

大手企業にといって息子、娘を後継者にしなかった高齢経営者は多い。

さらに、息子、娘が継がないのなら遅くとも60前に社員を後継者にするか

、事業を売却して引き継ぐかを考えるのが当然なのにそれも怠り、ただ

一年、一年を重ねてしまった中小企業の方が多い。継ぐ準備もできていなけ

れば継がせる訓練も行っていないのでいきなり継ごうと言ってもまず無理です。

さらに黒字とは言ってもこの10年経営革新や新しい取り組みは下火になって

おり停滞感が漂う会社になっており。売却しようにも財務上の課題があり

承継できないというケースがとても多いです。

したがって、今からどうしようと言っても経営者の平均年齢が65を超えそうな

今日、時すでに遅しといった感は否めない気がいたします。

政府は雇用を確保するためにも存続させたいと考えるが、そもそもそんな会社

で働いていることが果たして社員の幸せにつながるかというと早めにつぶれて

くれて気分一新リスタートしたほうが良いのではと思ってしまいます。

ではどうすればよいのか、一案ではあるが、滅びゆく企業に恩典をつけるより

後継経営者や若い創業経営者にもっと恩典をつける方が望ましいと私は考えます。

彼らは押し並べて事業意欲が強く、結果としての雇用の創出効果も高いですね。

また、若年者の育成も当然、年が近い経営者のいる会社の方がしやすいです。

経営者の年齢が若いだけで、同業種でも会社の意雰囲気、取り組み方は大きく

変わります。

皆さん本日も激熱でいきましょう♪