戦略的企業

銀行員時代から考えていた疑問が最近解けた・・・。銀行員時代から良く、なぜもっと経営をちゃんとしないのか

計数管理をしないのか、経営計画を作らないのか、利益をもっと出したいと思わないのかと取引先の企業に対し

て思っていた。独立してからも銀行、商工会議所から紹介される企業は同じような企業だった。「なぜ、もっと」

私は常に考えていた、だから私のアドバイスと相いれなくなる時もあった。その答えがやっとわかった。

そう、日本の多くの会社が家業であり、会社を運営している動機が「明日の食い扶持があれば良い」と言う所得

動機から事業を行っている人がほとんどだということに気が付いた。確かに、明日の糧が目的なら経営理念や

経営計画はただのめんどくさいものでしかない。だから、響かなかったのだ・・・・たまにコンサルティングを行っ

ていて感じた違和感。これだった。そこで考えたのがこれ、『戦略的家業』たしかに、所得動機のみで立派に

やっている家業はいたるところにある。行列のできる刺身屋さん、メンチカツだけでほとんどの売上を誇る肉屋

さん。交通渋滞を引き起こすケーキ屋家の周りにもこんなにある。これらの企業を思い起こしてみると・・・・。

「なるほど戦略的だ」ということに気づきました。企業を求めていないんだから企業経営論なんて言ってもニーズ

に合わないわけだよ。これからは家業のクライアントは戦略的家業にする支援を行うと決めました。すごい自分

の中ですっきりした。